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ー4ー キンバリー・ミカエルつぶやき

Posted by LAGGOON CITY at 2015年09月25日 2015年09月25日 11:05
LGC1


あぁーなんかつまんない。
私は、この仕事向いてないのかなぁ?なーんて考えちゃう。


子供のころから変わったものが大好きで、みんなが持ってないもの見れないもの、そんなものが大好きだった。

周りの女の子がみんなで、キャッキャッとアイドルグループの誰が好きだの言っているときに、自分はイタリア映画に出て来た渋いおじさんに惹かれたり。

動物園に行っても、みんなが騒ぐパンダには目をくれず、余り人が見に来ない動物、イボイノシシとか、ありくいとか、特に好きだったのは何故かたぬきの親子であった。
何故かその親子のことは強烈に今でも覚えている。

別になんでもないたぬきの親子だったけど。何故か子供のほうの目の色が左右違う色をしていた。

誰も気づかなかったけど、、。

そんなレアもの好きな私は、色々考えて変わった経験をしてみたいのと、変わった人に会いたいこともあり、周りの誰もが知らない世界の軍隊に自ら志願入隊した。

男社会のなかで、生真面目な気質もありコツコツなんとか生き抜き、意外とこういった男社会の中で同等に並べられ、時々ながら勝ったりする快感にはまり、受けられるトレーニングは率先して受講した。

戦闘射撃、格闘術、降下技術(HALO、HAHO)、潜水技術、フリークライミング、通信技術、爆発物処理、ロープ降下技術、地図判読、応急医療、海外応用学(地政学、語学)らをかたっぱしから、資格審査を突破して受講した。

何か自分らしくないのだが、はまったこともありそれなりの成績を上げて、実戦には行かないにも関わらず、なんか目立った存在になっていた。

人生とはわからないものだ。

そんなある日、ベースには見慣れない背広族が数人いた。
自分の部隊長と何か会話をかわしていた。

その後、その男の一人が急に私の元に来て微笑んだ。

ん?ここでナンパ??ッ!!ドキドキっ!ってか。。

「自分はこういうものです」と見せられたのは、革のIDケースに横柄に飾られた金バッチと、顔写真入りの政府のIDカード。
 
「やぁ キンバリー、キムと呼ばせてもらうよ、ちょっと内務室にまで来てくれないか?」 と。

さっとカード見た感じだと、中央政府の調査機関。。。

私、電話で政府の悪口ばかり言っているからか。。な?(笑)

「こちらに座ってください、キム、自分は中央政府の調査機関のものです。あなたのことは調べてさせてもらいました。」

あ。。 やはり電話の盗聴?それとも家庭ゴミを、スーパーのゴミ箱に不当投棄したのがばれたのかな?


「先ずあなたは勤勉で、真面目だ。全ては中の上以上の成績。それに、いろいろな興味を持っている。何より、あなたを観察させてもらったら、他の人と違う視点を持っている。他の人が全く見ていないことで笑ったり、気づいたり、思い出したり、これは凄く組織調査員にとっては必要な資質なんです。」


ん???  組織調査員?? 私が他の人と違う?天然ボケっていってんの??
失礼しちゃう!!


「失礼かもしれないが、組織調査は単独調査と意味が違う、プロの調査は視点の違う調査員により何度も調査され、その情報が精査されていくのです。」


ん?だから なにをお求め??わたしに??


「今度、中央政府が秘密裏に設立を進めている組織がありまして、、、、ここからは機密扱いです。例え家族でも言ってはいけません。その組織の名称は(国家安全なら家庭も安全委員会)という名称です。ちょっとふざけている名称なのは、国民を欺くためと思ってください、、」


う~~ん、なんか凄いような、もの凄くださいような。


「そちらで女性の調査員を探しているのです、あなたはその応募資格があると思ってもらって結構です。」


うーーん 、おもしろそうだけど、なんか凄い高飛車な言い方。。
いくらもらえるとか、そんな話はこの人に聞いたらよいのかな?


トゥルルゥ~ン トゥルルゥ~ン トゥルルゥ~ン

 
はっ!電話の音で回想から覚めた。
駄目だ暇すぎて眠くて寝ちゃうか、ぼーーっと想像の世界に逃げちゃう。

「ヘロー、どうもどうも  @#$(%__  」

始まった。いつもの意味の無い事務員からの報告だ、しょうもない。

聞くまでもないし。。

結局、私はそのふざけた名称の調査員となり、そのふざけた名称の組織からおおせつかって、この寂れた埃くさい、何もない田舎街の調査にきている。

その街の大手企業と、街の政府との癒着疑惑だとさ。。くだらない。

そんなことどこにでもありそーだし、私はもっとレアなこと知りたくてこの組織に決意して入ったのにぃ。。

あぁー 暇だなぁー

早く都会に帰りたい。
この街の人気レストランと言えば、メインの通りのあのイタリアンレストラン。

料理はまぁまぁ美味しいんだけど、店主が女癖悪すぎて、、

パポーネ•ハッサン という愛称で親しまれているそのシェフは、酒飲んだら料理は作らず、女性客のテーブルばかり巡って、、、
 
こんな場所が一番人気なんて、やはり田舎はいやだ。。


あ、、ただ一つ、昨日聞いた話しはかなりうける。
本当だったら興味津々。

自分が人生の中で、本当の意味で唯一ココロが通い、本当の友人がいた。
信頼もしてたし、信頼もされた。
いっぱいの愛を与え、与えられた。

え? 男じゃないし、人間でもないよ。
犬のはなし。ペットのこと。

ゴールデンリトルリバーの、メープルのこと。
誰にも言えないことまでも、黙って察してくれた。

困ったときは、何もいわずに手を添えて、そっとただ側にいてくれた、そんな彼が、不明な病気で急逝してしまった。

いつか彼を治療できる方法が見つかると信じて、遺体を冷凍保管している。 


それほど自分にとっては大事な分身なのだ。 




彼を救うのなら、自分は何もいとわないかもしれない。。

自分の唯一の弱点かも。
 
今日聞いた話しが本当なら、凄くレア、、、

そしてなによりメープルを、、私に返してくれるかも。。







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